受給者証・就学

障害児の就学の流れについて解説|主に富山県向け

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こんにちは、ゆう先生です。

本日は、お子さまの就学に向けた準備と流れをわかりやすくまとめました。

お子さまに最適な環境での学びを支えるためのポイントを一緒に確認していきましょう。

ただし読む進める前の注意点としては、この内容は主に富山県に該当する内容です。

他県の市町村によっては内容が若干ずれるときもあるので、ご了承いただければ幸いです。

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1. 就学に関する事前相談

お子さまの集団生活の様子を知る

まずは、お子さまが通っている幼稚園や保育園の先生から、日常の様子を詳しく聞いてみましょう。

先生は、お子さまが集団生活でどのように過ごしているかをよく理解しています。

気になる点や心配なことがあれば、遠慮なく相談し、アドバイスをもらいましょう。

専門家への相談

お子さまの発達についてさらに詳しく知りたい場合は、主治医や療育センターの児童発達支援員など、専門家に相談することも大切です。

専門家は、お子さまに合った学習環境やサポートについて、適切なアドバイスをしてくれます。

特別支援学級や特別支援学校への就学を考えている場合、主治医や関係機関に早めに相談しましょう。

検査の予約は混み合うため、夏頃までに予約を取っておくと安心です。

発達検査・心理検査

お子さまの発達の状況を客観的に把握するために行います。知能や言語、運動能力などを確認します。

医師の診断

専門の医師による診断を受けることで、お子さまに必要な支援や適切な教育環境が明確になります。

3. 学校見学や体験入学(5月~9月ごろ)

地域の小学校

実際に小学校を訪れて、授業の様子を見学したり、教頭先生や特別支援教育コーディネーターと面談を行いましょう。

夏休み前までに見学することをおすすめします。見学や面談の申し込みは、お子さまが通っている園を通じて行います。

授業の見学

お子さまが実際にどのような環境で学ぶのかを知ることができます。

先生との面談

お子さまの特性や心配事を伝え、入学後のサポートについて相談しましょう。

特別支援学校

特別支援学校では、5月から9月ごろに学校見学や体験会が開催されます。

4月下旬ごろから、在籍園や関係施設に案内が届きます。

希望する場合は、在籍園を通じて申し込みましょう。

学校見学

特別支援学校の教育内容や施設、支援体制を詳しく知ることができます。

体験会

お子さまが実際に学校での活動を体験し、雰囲気に慣れる機会となります。

特別支援学校への就学を検討している場合、早めの行動が大切です。

見学や面談は夏休み前までに行うことをおすすめします。早めに準備を始めることで、余裕を持って計画を立てられるため、安心して進めることができます。

また、見学の申し込みは、お子さまが現在通っている園を通じて行うと、手続きがスムーズです。

直接学校に連絡するよりも簡単に進む場合が多いので、まずは在籍園に相談してみましょう。

さらに、特別支援学校への就学を希望している場合でも、地域の小学校を見学したり、面談を受けたりすることは大事です。

両方の学校を比較することで、お子さまに最適な学びの環境を見つける手助けになります。早めの行動と十分な情報収集で、納得のいく選択をしていきましょう。

4. 就学時健康診断

学校保健安全法第11条に基づき、翌年4月に小学校入学予定のお子さまを対象に、就学時健康診断が実施されます。

目的

お子さまの心身の健康状態を確認し、必要なサポートを早期に提供するためです。

受診場所

原則として、住所別に定められた通学区域の指定校で受診します。

当日の流れ

お子さまと保護者は別行動となります。お子さまが不安にならないよう、事前にどのような検査があるのかをわかりやすく説明してあげましょう。

お子さまの心身に障害があり、健康診断で配慮が必要な場合や不安がある方は、指定された小学校の教頭先生に事前に連絡・相談してください。

5. 就学相談(10月~11月ごろ)

特別支援学校への就学を希望する場合、お子さまと保護者は個別の就学相談を受ける必要があります。

相談内容

お子さまの発達状況や教育的ニーズについて詳しく話し合います。

専門家の意見

教育学、医学、心理学などの専門家からの意見を参考にします。

教育委員会の判断

保護者の意見や専門家の意見を総合的に考慮し、お子さまに最適な就学先を決定します。

6. 必要書類の準備

就学にあたり、以下の書類が必要となる場合があります。早めに準備しておきましょう。

知的障害の場合

  • 発達検査・心理検査結果
  • 療育手帳など

自閉症・情緒障害の場合

  • 医師の診断書
  • 発達検査結果

肢体不自由の場合

  • 身体障害者手帳
  • または医師の診断書

病弱の場合

  • 医師の診断書

視覚・聴覚障害の場合

  • 身体障害者手帳
  • または医師の診断書

これらの書類は、就学先の選定や支援内容の検討に必要となりますので、忘れずに準備してください。

7. 就学先決定後の対応

教育委員会と在籍校が連携し、お子さまの学びの場を柔軟に見直していきます。

入学前の準備

お子さまが新しい環境にスムーズに慣れるよう、学校と連携してサポートを行います。

入学後のサポート

必要に応じて、特別支援教育コーディネーターや担任の先生と連絡を取り合い、お子さまの状況を共有します。

保護者の皆さまからのよくある質問と回答

お子さまの就学にあたり、多くの保護者の方が抱える疑問や不安について、Q&A形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。

Q
Q1: 就学時健診で子どもの特性に合わせた配慮をしてもらえるのでしょうか?

A: はい、就学時健康診断の通知を受け取ったら、早めに学校に相談することをおすすめします。

お子さまが長時間の待機が難しい場合や、特定の状況で不安を感じやすい場合など、具体的な状況を伝えると、学校側は柔軟に対応してくれます。

実際に、「相談したことでスムーズに診断を受けられた」という保護者の声もあります。

Q
Q2: 学校見学や説明会では、どのようなことに注意すれば良いでしょうか?

A: 学校見学や説明会では、些細なことでも気になる点は遠慮せずに質問しましょう。

特別支援学校や、その利用する放課後等デイサービスは、事業所ごとに雰囲気や活動内容が異なります。

実際に見学することで、お子さまに合った環境を見つける手助けとなります。

また、地域の小学校での行事(遠足や運動会など)について事前に知ることで、就学後のイメージを具体的に持つことができます。

Q
Q3: 情報収集はどのように行えば良いですか?

A: 情報は待っているだけでは得られません。積極的に行動し、特別支援学級や特別支援学校に通う保護者から具体的な話を聞くことが大切です。

早めに情報を集めることで、就学先の選択に役立ちます。

インターネットや口コミの情報は参考程度に留め、実際に関係者に直接質問することをおすすめします。

Q
Q4: 家族で就学先の意見が分かれた場合、どうすれば良いでしょうか?

A: 家族間で意見が分かれることは珍しくありません。その場合、お子さまにとって最適な環境は何かを一緒に考えましょう。

義務教育の9年間でお子さまに身につけてほしいことを重視し、話し合いを重ねることが大切です。

最終的には教育委員会の判断に従うこともありますが、納得できるまで家族で意見交換を行いましょう。

Q
Q5: 就学先の決定に納得できない場合、どうすれば良いですか?

A: 就学先の決定に納得できない場合は、再度在籍園の先生や教育委員会に理由を詳しく確認しましょう。

必要であれば、専門家の意見を求めることも有効です。

お子さまの教育的ニーズを理解し、最適な環境を選ぶために、保護者として積極的に関与することが重要です。

Q
Q6: 特別支援学校の雰囲気やサポート体制はどのようなものですか?

A: 特別支援学校では、先生たちが一人ひとりの成長に合わせて丁寧に対応してくれます。
お子さまが安心して学校生活を送れるよう、温かい雰囲気が特徴です。また、車椅子の使用や歩行など、個々の能力に応じたサポートが受けられます。
地域の学校との交流もあり、地域の子どもたちとの関係も深められます。

Q
Q7: 進路選びで大切なポイントは何ですか?

A: 親の希望だけでなく、お子さまに適した環境を考えることが重要です。

就学後1~2年先を見据え、お子さまが無理なく成長できる環境を選びましょう。

また、利用可能なサービスや支援を積極的に活用することで、お子さまの可能性を広げることができます。

Q
Q8: 入学後の学校生活に不安があります。どう対処すれば良いでしょうか?

A: 入学後の不安を軽減するためには、事前に学校と連携を取ることが大切です。

お子さまの特性や心配事を教頭先生や担任の先生に伝え、必要な配慮やサポートをお願いしましょう。

先生たちはお子さまを見守り、何かあればすぐに対応してくれます。保護者からの情報提供は、学校側にとっても大変有益です。

Q
Q9: 情報の受け止め方で気をつけることはありますか?

A: インターネットの情報や口コミは、あくまで参考程度にとどめましょう。

個々のケースによって状況は異なるため、直接学校や関係機関に確認することが確実です。

自分から積極的に質問をし、正確な情報を得ることが大切です。

まとめ

本日は、お子さまの就学に向けた準備と流れをわかりやすくまとめました。

お子さまの就学準備は、事前の情報収集や学校との連携が鍵となります。

早めに行動し、専門家や学校の先生方と密に相談することで、お子さまにとって最適な環境を選ぶことができます。

特別支援学校や特別支援学級を検討する際には、両方の学校を見学し、具体的なサポート体制を確認しましょう。

また、就学先の決定に納得できない場合は、教育委員会や関係者に意見を伝え、必要なサポートを求めることも大切です。

保護者の皆さまが積極的に情報を集め、準備を進めることで、お子さまが安心して新しい環境で学びを始められるようサポートしましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
ゆう|Yuu
ゆう|Yuu
子どもの発達の専門家
現役児童指導員。一般社団法人dil理事。年間300回以上、通算2000回以上の療育。児童発達の専門家。富山県内の療育施設で主に児童・幼児の療育を行っています。
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