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お子さまの小学校就学にあたり、心身の発達や日常生活での不安や悩みを抱えていませんか?
富山市では、そうした保護者の方々のために「さわやか相談会(就学相談会)」や「教育相談」を実施しています。
お子さまの可能性を最大限に伸ばすために、どのような教育環境や支援が必要なのか、保護者の思いや願いに寄り添いながら一緒に考えていく場となっています。
就学相談会の概要
相談会の目的
- お子さまに適した学びの場や就学の流れについて情報提供
- 保護者の不安や疑問を専門家と一緒に解決
- 家庭や関係機関と連携し、継続的な支援につなげる
この相談会は、就学先を即座に決定するための場ではありません。その場で結論が出されることはなく、じっくりとお子さまの状況を理解し、最適な支援策を検討します。
開催期間と会場
- 開催期間:毎年5月から翌年1月まで(計10回開催)
- 1回の相談時間:約45~50分
- 会場:
- Toyama Sakuraビル大会議室(富山市新桜町6-15)
- 婦中ふれあい館大研修室(富山市婦中町砂子田1-1)
相談内容
- お子さまの発達や行動に関する不安
- 言葉の遅れやコミュニケーションの難しさ
- 集団生活への適応や友達関係の悩み
- 学校での過ごし方や学習に関すること
- 学習面でのつまずきや苦手な分野
- 学校で受けられる支援や配慮について
- 身体に関すること
- 健康状態や体力面の心配
- 特定の疾患や障害に対するサポート
- 就学先の選択に関すること
- 通常学級、特別支援学級、特別支援学校の違い
- 学校を選ぶ際のポイントや見学の方法
就学相談会の進め方
事前準備
- お子さまの状況を整理
- 気になる行動や特性をメモにまとめる
- これまでの成長の様子や医療機関での診断結果など
- 質問事項をリストアップ
相談の流れ
- 受付と案内
- 専門家との面談
- 教育相談員や臨床心理士、指導主事が対応
- 保護者の話をじっくりと聞き、お子さまの状況を理解
- 情報提供とアドバイス
- 適切な支援や教育環境について提案
- 今後の流れや手続きについて説明
注意点:その場で結論を出す場ではありません。後日、関係機関と連携して対応を検討します。
相談の申し込み方法
- 電話で申し込み
- 「さわやか相談会に申し込みたい」と伝えてください
- 富山市教育委員会 学校教育課:076-443-2135
- 富山市教育センター:076-431-4434
教育相談について
相談できる内容
- 発達に関する不安や悩み
- 学習に関すること
- 気になる行動や特性
相談窓口
- 場所:富山市教育センター
- 電話番号:076-431-4434
- 相談時間:平日8:30~17:00(土日祝日お休み)
専門の臨床心理士や教育相談員が、保護者の悩みに丁寧にお答えします。ひとりで悩まず、気軽にご相談ください。
サポートシートの活用
サポートシートとは
お子さまの特性や支援方法をまとめた情報共有ツールです。幼稚園や保育園から小学校へ進学する際、新しい環境での不安を軽減するために活用します。
目的とメリット
- 目的
- お子さまの得意なことや苦手なことを先生や支援者に伝える
- 対応方法や配慮すべきポイントを共有
- 教育機関や福祉施設、医療機関間で情報を統一
- メリット
- 関係者全員が同じ情報を共有し、一貫した支援が可能
- 新しい環境でもお子さまが安心して過ごせる
- 支援の引き継ぎがスムーズになり、効果的なサポートが期待できる
作成のポイント
主な記載内容
- 子どもの基本情報
- 健康面
- 発作の有無、睡眠や食事のリズム
- アレルギーや持病の情報
- 感覚特性
- 行動特性
- 学習面
- 得意な教科や苦手な分野
- 指示の理解度や学習方法の工夫点
- 対人関係
- 身辺自立
- 支援方法
- 保護者の願い
情報の取り扱い
- 個人情報の保護
- サポートシートは大切な個人情報です。無断でコピーしたり、第三者に提供しないよう注意しましょう。
- 共有方法
- 必要な関係者にのみ配布し、取り扱いには十分注意してください。
最後に
お子さまの就学は、保護者にとって大きな節目となります。不安や悩みを一人で抱え込まず、ぜひ富山市の「さわやか相談会」や「教育相談」をご利用ください。
専門家と一緒に、お子さまに最適な学びの場や支援方法を見つけていきましょう。
サポートシートの活用も効果的ですので、ぜひ取り入れてみてください。
ABOUT ME
現役児童指導員。一般社団法人dil理事。年間300回以上、通算2000回以上の療育。児童発達の専門家。富山県内の療育施設で主に児童・幼児の療育を行っています。