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      支援者が行う上手な褒め方を解説|子どもの発達障害や知的障害。特別支援や療育。

      2024 12/15
      基礎講義
      2024年12月15日2026年8月19日

      こんにちは、ゆうです。

      お子さんに「すごいね」「よく頑張ったね」と声をかける場面は、子育てや教育の中で毎日のようにありますよね。

      でも、ただ褒めるだけではなく、その「褒め方」を少し工夫するだけで、子どもがもっとやる気を持って挑戦したり、自分の成長を実感したりできるとしたら、試してみたくなりませんか。

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      見通しと習慣について|子どもの発達障害を解説 | 凸凹子ども発達net こんにちは!ゆう先生です! 子どもが安心して学んだり、活動に集中したりするためには、 「今から何をするのか」 「次に何があるのか」 といった見通しを持てることがとて…

      今日のテーマは「子どものやる気と自信を引き出す上手な褒め方」です。ポイントは、「結果よりも過程に注目すること」と、「その子が本当に嬉しいと感じる褒め方を見つけること」の2つ。

      今日の記事は具体性にこだわって、そのまま使える褒め方の型・言い換え表・フレーズ集まで、たっぷりご用意しました。ぜひ保存して、毎日の声かけに使ってくださいね。

      目次

      なぜ「褒め方」が大切なの?

      褒めることは、子どもの挑戦や努力を応援し、成長を後押しするうえで欠かせません。

      大人からの「よくできたね」という言葉をきっかけに、子どもは「やってよかった」と感じ、また頑張ろうという気持ちにつながります。

      ただ、褒め方には「より効果的なやり方」があるんですね。

      漠然と「えらいね」「いい子だね」と伝えるよりも、「いつもお片づけを手伝ってくれて、ありがとう」のように、努力のプロセスや小さな成長を具体的に伝えるほうが、子どもは「頑張ればできるんだ」と実感しやすくなります。

      これが、褒め方を工夫する一番の意義です。具体的であればあるほど、褒め言葉は子どもの心に届きます。

      結果ではなく「過程」を褒める

      「100点をとって偉いね」「1位になってすごいね」と成果そのものを褒めるのは、もちろん喜ばれます。

      でも、これだけだと子どもは「結果が良くないと褒められない」と思い込み、失敗を恐れてしまうことがあります。

      一方、過程(プロセス)を褒めると、「たとえ失敗しても努力は見てもらえる」「前よりちょっと上達したら褒めてもらえる」と感じられるようになります。具体的には、次のような声かけが効果的です。

      小さな変化や成長に注目する

      お母さん

      昨日は途中であきらめちゃったけど、今日は最後まで粘って頑張ったね

      お母さん

      前より姿勢がよくなったね

      お母さん

      この前よりも字が丁寧になってるよ

      努力や工夫を取り上げる

      お父さん

      今日はいつもより落ち着いて計算してたね。計算ミスが減ったよ

      お父さん

      一回でうまくいかなかったけど、もう一度やってみたのがすごいね

      失敗や間違いも成長の一部として認める

      お母さん

      うまくいかなかったけど、それでももう一回挑戦したことがえらいね

      お母さん

      ここまでできたね。次はもっと上手にできるよ

      こうした声かけによって、子どもは「努力すれば変われるんだ」と理解し、自信を育んでいきます。ただし、自信は一朝一夕でできるものではなく、まわりの環境などで移ろいやすいものでもあります。

      だからこそ、じっくり、ゆっくり、小さな成功を積み上げていくことが大切です。焦らず、何度も繰り返し褒めてあげてくださいね。

      【基本の型】具体的に褒める3ステップ

      「具体的に褒めるといっても、どう言えばいいの」と迷いますよね。そんなときは、次の3ステップに当てはめるだけでOKです。

      この型を覚えておくと、どんな場面でもすぐ具体的な褒め言葉が出てきます。

      • 見たことをそのまま言う(描写):「くつをそろえて置いてたね」
      • 努力や過程を言葉にする:「言われる前に自分で気づけたね」
      • 自分の気持ちを伝える(私はうれしい):「うれしかったよ。ありがとう」

      ポイントは①の「描写」です。評価する言葉(すごい・えらい)の前に、見たことをそのまま言葉にするだけで、子どもは「ちゃんと見てくれている」と感じます。

      お母さん

      くつをそろえて置いてたね(そのまんま)

      デコくん

      ちゃんと見てくれて、嬉しい

      そして③で「私はうれしい」という気持ち(Iメッセージ)を添えると、褒め言葉がぐっと温かく届きます。慣れないうちは①だけでも十分効果がありますよ。

      この型を使いこなすコツは3つです。できるだけすぐ褒める(時間をあけない)/その場の事実を具体的に言う/失敗しても過程を認める。とくに「すぐ」は大事で、後からより、その瞬間に伝えるほうが何倍も響きます。

      【保存版】NGな褒め方→OKな褒め方 言い換え表

      ついつい使いがちな「ざっくり褒め」を、具体的な褒め方に言い換えた表です。左を言いそうになったら、右に変換するクセをつけてみてください。

      スクロールできます
      ついやりがち(ざっくり)具体的な言い換え(おすすめ)
      すごいね最後まであきらめずに続けられたね
      えらいね自分から始められたのがえらいね
      頭いいねやり方を工夫して考えてたね
      100点すごい毎日コツコツ練習した成果が出たね
      いい子だねお友だちに「どうぞ」できて、優しいね
      上手だね前より線がまっすぐ書けるようになったね
      (結果が出たときだけ褒める)(うまくいかなくても)ここまで頑張れたね

      右側に共通しているのは、「何を・どう頑張ったか」が入っていることです。「頭いいね」のような生まれつきの能力を褒める言葉は、実は「失敗=頭が悪い」と感じさせてしまうことがあるので、能力より努力・工夫を褒めるのがおすすめです。

      場面別・そのまま使えるほめフレーズ集

      よくある場面ごとに、そのまま使えるフレーズをまとめました。お子さんの様子に合わせてアレンジしてくださいね。

      勉強・宿題

      お母さん

      難しい問題でも、あきらめずに考えてたね

      お父さん

      自分から机に向かえたね。それが一番すごい

      お母さん

      間違えたところを、もう一回やり直せた

      お手伝い・生活

      お父さん

      言われる前に片づけを始めてたね。助かったよ

      お母さん

      お皿を運ぶとき、こぼさないように気をつけてたね

      お友だち・気持ちのコントロール

      お母さん

      おもちゃを「貸して」って言葉で言えたね

      お父さん

      イライラしたのに、深呼吸して落ち着けたね

      とくに、「困った行動をしなかったとき」「気持ちを言葉にできたとき」は、絶好の褒めチャンスです。当たり前に見える瞬間ほど、見逃さずに言葉にしてあげると、その良い行動が増えていきますよ。

      その子が「嬉しい」と感じる褒め方を見つける

      どんなにいい言葉でも、子どもが「これじゃない」と感じれば逆効果になることもあります。

      その子が本当に喜ぶ褒め方を見つけるには、好みや特性をよく観察することが大切です。3つの視点でご紹介しますね。

      ① 好きなものを活用する

      好きなキャラクターやモノ、趣味があるなら、その要素を褒め方に取り入れてみましょう。その子の世界観に合わせた褒め言葉は、より嬉しく響きます。

      このとき、言葉が正確じゃなくてもOKだと僕は思っています。「ウルトラマンみたいだね」は一見意味が分からなくても、本人が喜びを感じることが一番大事なんですよね。

      ② 嬉しいやりとりを増やす

      言葉だけでなく、ハイタッチや拍手、ギュッと抱きしめるなど、体を使ったやりとりを加えると喜びが倍増します。達成感と喜びをより強く感じられる瞬間になります。

      ただし、触覚に過敏さのある子や自閉傾向が強い子の場合は、本人の感覚に合わせて行いましょう。

      ハグが苦手ならハイタッチだけ、それも苦手なら笑顔とグッドサインだけ、というように、その子が心地よい形を選んであげてくださいね。

      ③ 褒める環境とタイミングを選ぶ

      褒めるタイミングや場所も、意外と大事です。落ち着いた静かな場所で、笑顔で目を合わせて伝えると、言葉の温かさがより届きます。

      また、人前で褒められるのが苦手な子や、まわりの視線が気になる子もいます。そういう子には、みんなの前で大きく褒めるより、あとで二人のときにそっと伝えるほうが響くことがあります。

      その子の性格や年齢によって「どこで・どう褒めるか」を選んであげると、褒め言葉の効果がぐっと高まりますよ。

      最後に実践のコツを一つ。褒め上手になる一番の近道は「普段からよく観察すること」です。

      よく見ていれば、褒めるポイントが自然と見つかります。慣れてくると「ここを褒めたら自信につながりそう」という勘が働くようになりますよ。

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      支援者が行う上手な伝え方を解説|子どもの発達障害や知的障害。特別支援や療育。 | 凸凹子ども発達net こんにちは!ゆう先生です! 「子どもがなかなか課題に取り組んでくれない」 「こちらの指示を聞いてくれない」 と感じたことはありませんか? そんなとき、イライラして「…

      まとめ:具体的な褒め言葉が、自信を育てる

      今日は「子どものやる気と自信を引き出す上手な褒め方」について、具体的にお話ししてきました。

      褒め方を少し工夫するだけで、子どものモチベーションや自信はぐんと高まります。今日のポイントをおさらいしておきますね。

      • 結果より「過程」を褒める(能力より努力・工夫に注目する)
      • 具体的に褒める(描写→過程→気持ちの3ステップ、できるだけすぐ)
      • その子が喜ぶ形を見つける(好きなもの・体のやりとり・環境を観察して選ぶ)

      最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると「ここを褒めたら子どもが自信をつけそう」というポイントが自然と分かるようになります。

      小さな成功体験の積み重ねが、子どもの未来への大きなエネルギーになります。「もっと頑張りたい」「もう一度挑戦したい」と思える瞬間を、毎日の声かけの中でたくさんつくっていきましょう。

      そうした瞬間こそが、子どもの成長を支える大きな原動力になります。

      そして、褒めるお父さん・お母さん自身も、どうか自分をたくさん褒めてあげてくださいね。毎日お子さんと向き合っているだけで、あなたはもう十分がんばっています。

      動画で深く学びたい方はコチラ

      最後まで読んでくださってありがとうございます。

      また次の記事でお会いしましょう。皆様、よき療育ライフを。

      ゆう先生
      相談支援員・児童発達支援員
      富山県富山市で児童発達支援、学習支援、相談支援などを行なっています。またYouTubeやInstagramなどでも療育のアレコレを発信中。
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