発達障害児の子育てが大変すぎて疲れてしまいます。

こんにちは!ゆう先生です!
今日は、小学生と中学生の息子を持つお母さんからのご相談にお答えしますね。
実は前回のお母さんの続きのやりとりとなります。

テーマは、「発達障害児の子育てが大変すぎて疲れてしまいます。」
というご質問です。

正直、子育てがとても大変で、自分自身が鬱っぽくなってしまうこともあります。
ただ以前よりは楽になったというか、未就学児の頃は言葉もうまく伝わらないし、こだわりも強くもっと大変でした。
今は、言えば何とかなる事も多いのですが、正直、自分は何のために頑張っているのだろうか?
仕事、放課後デイ、家事、病院という生活に疲れてしまっています。
ただの愚痴かもしれませんが、どうすれば、もっと余裕を持って生活できますか?
先生は施設で一日中、子供と接していると思いますが、どのような点に気をつけていますか?
というご質問になります。
ちなみに僕は適応障害と診断されたことがあるので、質問者の気持ちは結構分かるかな?と思います。
頑張っても、頑張っても、終わりが見えないし、休む暇もないと、人は苦しいですよね。
ただ僕の乗り越え方(というか乗り過ごし方?かも笑)とかを解説します。
勇気を持って、休もう!
このような時に大事なことは、一回休めるなら、休もう!ということです。
できるなら仕事を1か月ほど休むことをオススメします。
僕も経験があるのですが、「疲れた」が慢性的に続いている状態は結構ヤバい状態です。
ただ意外とその状態だと、仕事には行けるし、周りから特に変に思われる事も少ないのですが、ある一点を超えると急に色々とできなくなります。
なので、このように明らかにスッキリしない気持ちがあって、疲れた感じが1か月以上続いているのなら、特に一度仕事を休んでみることをオススメします。
すごい疲れていると、休んだ1週目などは午前中は起きれないくらいグッと体に来ますが、2週目、3週目になるにつれて脳や体が回復してくると、
1日中、キビキビ動けていることに気がつくはずです。
特に、たくさん寝る・体に良い物を食べる・運動するを組み合わせると、どれも最初は面倒に感じたり、やりたくなくても後半に効果を感じると思います。
体と脳と習慣とリセットする
結局、今の状態の延長線上は「我慢大会」です。
その我慢が、良い習慣に基づく、キャリアウーマンでバリバリ主婦です!(なんだそれ)みたいな感じであれば問題ありませんが、
今の状態で、慢性的に疲れを感じている時は、何かが間違っているかと思います。
もしくはシンプルに、行動(疲れなど)と回復のサイクルが壊れているのだと思います。
そのなかで、変えられるものと、変えられないものがあって、
質問者さんの中で変えられるものは、「仕事」と「家事」なんだと思います。
自分の力で変えられない「子ども」関連のことは、考えても変えることが難しいケースが多いので、まずは「仕事」と「家事」を変化させてみるのが大事です。
その一環として、試しに仕事を休んでみて、脳や体を休めると同時に、家事がもっと楽になるシステムを構築したりするのが大事かと思います。
例えば、家事代行さんを週に1回雇ってみるとか、
徹底して掃除をして無駄を排除していくとか、
実際、転職も視野に入れて、ワークライフバランスが取れる状態を作っていくなど、
自分が疲れてしまわないように、時間を作る意識(超重要)を持ってみましょう。
僕の疲れの乗り越え方
質問者さん同様に僕も、一日中、発達の凸凹があるお子さんたちをみているので、気が抜けないというか、実際、心を休めるのが苦手です。
ついつい、休みの日も、休憩時間も「あぁしたほうが良いかな」「こうしたほうが良いかぁ」と考えてしまいます。
特に2024年は月の中で休む日が4日とか(会社員+社団法人+個人事業)だったので、限界まで脳も体も疲弊していたと感じます。
そして現在進行形でそれらは続いていますし、これからもそうでしょう。
じゃあ、疲れているのか?と言われるとイエス!!!ですし、
虚無感というか、鬱っぽい事もあるのか??と言われればイエス!!!です。
ただ結論、「空(くう)!!!!!」って感じで、まぁもういいやって感じで、若干諦めて、自分の頭がどうだ!こうだ!と考えるのを捨てて、
今できることだけに集中するように考えてから、今は、まぁ淡々と仕事できています。
ちなみに空?ってなんやねんって方は「龍樹」で調べてみてください。
仏教を少し学んで解決
皆さんはブッダを知っていますか?仏教を作った偉い方なんですが、仏教を作るまでのストーリーがとても面白く、
そのブッダと、その後に出てくる龍樹という僧侶の話を学んで、僕自身はある程度、適応障害を脱しましたし、基本的には今も(たぶん)安定しております。(無理はしません。)
例えばブッダは、インドの王子様です。王子様で何不自由ない生活をしていたのに「俺って何なんだろう?」みたいなことを常々思っていて、
ある日、今の生活をやめて、夜逃げします(奥さんと子供いたらしい笑)。
ブッダ、29歳、バツイチ、無職、夜逃げの理由は「自分探し」です。
字面だけ面白い(苦笑)
その後、厳しい修行をし続けますが、結局「俺って何なんだろう?」という答えが見つからず、
本当に空腹で○にかけた時に、近所に住んでいる、とあるギャルがスープをくれるのです。
当時、修行中ですし、何もかも全部捨ててやってきたし、それこそ修行中に若い女の人からスープをもらったとか知られたら、
周りからひどいバッシングを受けることは間違いないのですが、
ブッダは、スープを食べたんですね(笑)
このスープを食べた(飲んだ??)ことで歴史が動きます。
そのスープが美味かったから(笑)なのか、もりもり力が湧いてきたブッダはそのまま悟りを開くわけです。
「俺なんて、ない」と、
読者の皆さん全員???????????????
ってなっていそう(笑)ですが、続きはまたどっかで話しますが、気になる方は仏教を少し調べてみてください。
ただここで言いたいのは、答えなんてなかったんだな〜ってことです。
色々と「あれが良い」「これが良い」とか考えても、人や状況や環境や時代が変われば「良い」も変わりますよね?
つまり、物事をどうみるか?によって、答えは変わるし、つまり答えだと思っている事も、自分がそう思っているだけであったり、
相手がそう思っているだけであったり、「答えなんかない」のだな〜という学びを仏教は僕にくれました。
そして、それで良いと思えた時から、頭からっぽでも別に良いか〜と思えた時から、僕はあらゆることが意外と楽になりました。
なので、疲れているか?と言われればそうなのですが、イエス!であり、ノーとも言える状態を僕自身は常に作っているって感じです。
だから、日々の仕事も大変だ〜と思うたびに、「自分がそう思っているだけ」って割り切って、その思いを長続きさせませんし、
仕事終わってから「あぁすれば〜」「こうすれば〜」と思った瞬間に「今は業務外」って最近は頭の声を遮断し始めてから比較的良い感じです。
つまり、ない答えを探すのをやめたら、疲れにくく?(病みにくく)なったと思います。
学び直しがうまくいく秘訣
ここまで、筆がのって長くなりすぎましたが、結論としては
新しいこと学んだほうが良いよ!
ってことなんですよね。
疲れる自分も、情けなく思える自分も、虚無感抱えている自分も、新しい学びによっては、解釈が変わります。
ただ新しいことを学ぶには、現代は時間が少なすぎるので、
可能であれば、まとまった時間を勇気を持って作り、新しい自分になっていくことが大事なのかと思います。
そのための、今回は仕事休んじゃえ!って言う提案でした。
療育と関係ないように思えるかもですが、実はこの「自分自身」の成長が何よりも療育や子育てには大事なのです。
自分が知っていること以外は、人は人に教えることができません。
そう考ええると、子供を変えたいなら、まずは親が新しい知識を学び、実践し、教えていくプロセスは大事です。
そんな感じで、本当にいつもお疲れ様です。
無理しないようにね
まとめ
と言うことで本日は「発達障害児の子育てが大変すぎて疲れてしまいます。」について解答しました。
これこそ、答えなんてない案件かもしれないのですが、人間は動物なので、原始回帰するわけではないですが、
よく寝て(最重要)、栄養あるものを食べて、よく動く
これを特にやってみて、それでもというか、これをやる元気がない場合には、
一回会社休んで、社会的なつながりを一度絶ってみて、自分を見つめ直す事も大事です。
何にしても、皆さんにとって皆さんは、世界で一番大事な自分なわけなので、少し自分に優しくなる時があっても良いかと思います。
無理せず頑張っていきましょう!
以上。