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ASD自閉スペクトラム症の子どもの特徴を解説

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こんにちは!富山子ども発達netの管理者ゆうです。

本日は、自閉スペクトラム症の子どもの特徴を解説します。

この記事を見て「もしかしたら…」なんて思われた方は、実際に療育を受けるかを検討してみても良いかもしれません。

その時には下記の記事をご参考にして頂ければ幸いです。

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ASD(自閉スペクトラム症)とは?

ASDは発達障害の一つであり、発達過程において見られる行動や認知において、何らかの障害がある状態を指します。

発達障害には、ADHD(注意欠如・多動性障害)、学習障害、発達性運動協調障害、知的障害などが含まれますが、その中でもASDは、人との関わりにおいて特に困難を抱える障害です。

ASDの子どもは、例えば親が「ご飯だよ」と声をかけても、他の作業に集中しているとまったく気づかないことがあります。

また、親が笑いかけたりさまざまな表情を見せても、無表情で、他人の表情を理解していないように見えることがあります。

さらに、小学校低学年くらいになると、悪意はないものの、相手を傷つけるような発言を無意識にしてしまうことがあります。

例えば、「太っているね」や「ハゲているね」といった言葉を口にすることがあり、これが原因で人との関わりが難しくなることがあります。

こうした特徴から、ASDは社会的にうまくいかないことが多い障害であると説明されています。

今回の記事では時に、こんな傾向があるとASD(自閉スペクトラム症)かも…という特徴を解説します。

1. コミュニケーションや対人関係でのつまずき

ASDの子どもは、コミュニケーションや対人関係においてつまずきを抱えることが多いです。

例えば、赤ちゃんの頃から親にあまり甘えない傾向が見られます。

また、親に対しては甘えることがあるかもしれませんが、他者には関心を示さず、自分から人と関わろうとしないことが多いです。

コミュニケーションを取るのが苦手で、相手の気持ちや表情を読むことができず、期待される反応ができないこともしばしばあります。

具体的には、呼びかけに反応しない、何をしているか尋ねられても無反応であったり、無表情であったりすることがあります。

幼稚園や保育園、小学校などで他の子どもたちが友達同士で遊んでいる中、ASDの子どもは一人で砂場やおもちゃで遊ぶことが多く見られます。

また、共感することが難しく、会話の中で相手に対して興味を向けるのが苦手です。結果的に、人と共感したり、協力したりすることができず、コミュニケーション全般において意思疎通がうまくいかないことが多いです。

2. こだわりが強く、変化に対応しにくい

ASDの子どもは、こだわりが非常に強く、変化に対応するのが苦手な傾向があります。

例えば、予定していた場所に行けなくなった場合、対応ができずにパニックを起こすことがあります。

また、知らない人に話しかけられると、緊張してしまい、うまく対応できないことがあります。

こうした環境の変化に対応できないため、同じ行動や物事にこだわりが生まれやすく、日常的なルーティンを固守する傾向があります。

例えば、毎日同じ服を着ないと納得がいかない、毎日同じ食事でないと嫌だといったケースが挙げられます。

大人になると、特定のものを収集し続けるコレクター気質が見られることもあります。

また、上等行動と呼ばれる、手を叩く、手をひらひらさせる、回る、ジャンプを繰り返すといった行動が見られることもあります。

これらのこだわりは、変化に弱いことが原因であり、社会生活において周囲と溶け込むのが難しくなる要因の一つです。

3. 感覚の過敏さや鈍感さ

ASDの子どもには、特有の感覚の過敏さや鈍感さが見られます。

触覚過敏の子どもは、頭を撫でられると痛みを感じたり、手をつながれることを嫌がったりします。

また、聴覚過敏の場合、通常の音が非常に大きく聞こえ、近くでサイレンが鳴ると防御行動を取って耳を塞ぐといった反応が見られます。

視覚過敏や嗅覚過敏もあり、光や匂いに過剰に反応することがあります。

逆に、感覚が鈍感な場合もあり、例えば冬でも半袖半ズボンでないと嫌がったり、夏でも厚着をして汗をかいていても気にしないといった行動が見られます。

このような感覚の過敏さや鈍感さがあるため、同じものしか食べられなかったり、特定の場所にしか居られなかったりと、社会的に行動することが難しくなることがあります。

また、自分の体調管理がうまくできず、体調不良になりやすいといった問題も生じやすいです。

まとめ

記事を読んでいただき、ありがとうございます。

本日は、自閉スペクトラム症の子どもの特徴を解説しました。

この特徴が全て当てはまるからといって、自閉スペクトラム症なのか?と言われると、違う時もあります。

むしろ、人間は誰しもこのような特徴を多かれ少なかれ持っています。

しかし、この特徴が実生活での障害となる場面が多い場合は、発達障害である可能性がありますので、

まずは気軽に、病院や児童発達支援センターにご相談いただければ幸いです。

ABOUT ME
ゆう|Yuu
ゆう|Yuu
子どもの発達の専門家
現役児童指導員。一般社団法人dil理事。年間300回以上、通算2000回以上の療育。児童発達の専門家。富山県内の療育施設で主に児童・幼児の療育を行っています。
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